曳舟で整体なら「もんま接骨院」へ

変形性膝関節症による膝の痛みで、手術を検討されているものの「できれば手術は避けたい」「他の選択肢はないだろうか」とお悩みではありませんか?そのような不安や心配を抱える皆様へ、接骨院が提案する膝の痛みを根本から見直す方法をご紹介します。この記事では、変形性膝関節症の基礎知識から、手術以外の選択肢として接骨院が行う膝への負担を軽減する手技療法、姿勢や歩行の改善、筋力強化といった具体的なアプローチを詳述。ご自宅で実践できるセルフケアもご紹介します。この記事を読めば、手術以外の道筋を見つけ、痛みを和らげながら快適な日常を取り戻すための具体的なヒントが得られます。

1. 変形性膝関節症とは どんな病気

膝の痛みや動きにくさに悩まされている方の中には、「変形性膝関節症」という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。この病気は、膝関節の軟骨がすり減り、骨が変形することで、痛みや炎症を引き起こす状態を指します。多くの場合、加齢とともに進行しますが、若い方にも発症することがあります。

膝関節は、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)、そして膝のお皿(膝蓋骨)から構成されています。これらの骨の表面は、クッションの役割を果たす軟骨で覆われており、関節液によって滑らかな動きが保たれています。しかし、何らかの原因でこの軟骨が傷つき、すり減ってしまうと、骨同士が直接ぶつかり合うようになり、炎症や痛みが慢性的に発生するようになります。

初期の段階では、立ち上がりや歩き始めに軽い痛みを感じる程度ですが、進行すると安静時にも痛みが現れたり、膝が完全に伸びなくなったり曲がらなくなったりするなど、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。特に、階段の上り下りや正座が困難になることが多く、多くの患者様がその不便さに苦しんでいらっしゃいます。

変形性膝関節症は、一度発症すると自然に元の状態に戻ることはありません。しかし、適切なアプローチによって痛みを和らげ、進行を遅らせ、日常生活の質を見直すことは十分に可能です。ご自身の膝の状態を理解し、早期に適切なケアを始めることが大切です。

1.1 膝の痛みが起こるメカニズム

変形性膝関節症における膝の痛みは、単一の原因ではなく、複数の要因が複雑に絡み合って発生します。主なメカニズムを理解することで、ご自身の膝の痛みにどのように向き合えば良いかが見えてくるでしょう。

まず、最も大きな要因は関節軟骨の摩耗です。膝関節の軟骨は、骨への衝撃を吸収し、関節の動きを滑らかにする役割を担っています。しかし、加齢、過度な負荷(肥満や激しい運動)、過去の怪我などによって軟骨が徐々にすり減ると、そのクッション機能が低下します。軟骨がすり減ると、骨同士が直接こすれ合うようになり、その摩擦が炎症を引き起こし、痛みが発生します。

次に、関節の炎症も痛みの大きな原因です。軟骨がすり減ることで生じる骨の摩擦や、関節内に生じる軟骨の破片などが、関節を包む滑膜という組織を刺激します。この刺激によって滑膜に炎症が起こり、痛み物質が放出されることで、膝の腫れや熱感、強い痛みを引き起こします。また、炎症が続くと、関節液の質が変化したり、量が過剰になったりして、「膝に水がたまる」状態になることもあります。

さらに、骨の変形も痛みに深く関わります。軟骨がすり減った部分の骨は、その部分を補おうとして増殖し、骨棘(こつきょく)と呼ばれるトゲのようなものが形成されることがあります。この骨棘が周囲の組織を刺激したり、関節の動きを妨げたりすることで、痛みがさらに増強されることがあります。また、関節全体のバランスが崩れ、O脚やX脚といった変形が進むと、特定の部位にさらに大きな負担がかかり、痛みが悪化する悪循環に陥りやすくなります。

これらの直接的な原因に加え、膝周囲の筋肉の衰えやバランスの崩れも痛みを増幅させます。痛みがあると、無意識のうちに膝をかばうようになり、その結果、太ももの筋肉(大腿四頭筋など)やお尻の筋肉が弱くなったり、硬くなったりします。これらの筋肉は膝関節を安定させる重要な役割を担っているため、機能が低下すると膝への負担が増し、痛みがさらに悪化するという負のサイクルが生まれてしまうのです。

このように、変形性膝関節症の痛みは、軟骨の摩耗、炎症、骨の変形、そして周囲の筋肉の機能低下が複雑に絡み合って発生します。このメカニズムを理解することが、痛みの根本から見直すための第一歩となります。

1.2 手術を検討する前に知っておきたいこと

変形性膝関節症による痛みが強くなり、日常生活に支障をきたすようになると、「手術」という選択肢が頭をよぎるかもしれません。しかし、手術はあくまでも一つの選択肢であり、その前に知っておくべき大切なことがあります。

まず、手術は痛みを根本から取り除き、関節の機能を見直すための有効な手段であることは間違いありません。特に、重度の変形や痛みが他の方法では改善しない場合に検討されます。人工関節置換術や関節鏡視下手術など、いくつかの術式があり、症状や年齢、活動レベルによって最適な方法が選ばれます。

しかし、手術にはメリットだけでなく、リスクや負担も伴うことを理解しておく必要があります。例えば、感染症、血栓症、神経損傷などの合併症のリスクはゼロではありません。また、術後のリハビリテーションは非常に重要で、回復には数ヶ月から半年以上の期間を要することも珍しくありません。この間、日常生活に制限が生じることもありますし、痛みが完全にゼロになるわけではない場合もあります。

多くの場合、変形性膝関節症の治療は、まず保存療法から始められます。保存療法とは、手術以外の方法で痛みを和らげ、関節の機能を見直すアプローチの総称です。これには、生活習慣の見直し、運動療法、手技療法、そして必要に応じて薬物療法などが含まれます。これらの方法で痛みが十分に改善し、日常生活を送れるようになるケースは非常に多く見られます。

手術を検討する前に、ご自身の膝の状態がどの程度なのか、そして保存療法でどこまで改善が見込めるのかを十分に知ることが大切です。ご自身の膝の痛みが、本当に手術でしか解決できないレベルなのか、あるいは手術以外の方法でまだ改善の余地があるのかを、しっかりと見極める必要があります。

当院では、手術以外の選択肢を最大限に追求し、患者様がご自身の力で痛みを乗り越え、活動的な生活を取り戻せるようサポートすることを目指しています。手術への不安や抵抗がある方はもちろん、手術以外の方法で痛みを根本から見直したいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。ご自身の膝にとって何が最善の選択肢なのかを、一緒に考えていきましょう。

変形性膝関節症の進行度合いと一般的な症状の目安を以下の表にまとめました。ご自身の状態と照らし合わせてみてください。

進行度合い 軟骨の状態 主な症状 日常生活への影響
初期 わずかな軟骨の損傷、すり減り 立ち上がりや歩き始め、階段の昇降時に軽い痛みを感じることがある。 ほとんど支障はないが、無理をすると痛みが出る。
中期 軟骨の摩耗が進行し、部分的に骨が露出 痛みが慢性化し、正座やしゃがむ動作が困難になる。膝に水がたまることがある。 長時間の歩行や運動が困難。日常生活にやや支障を感じる。
末期 軟骨がほとんどなくなり、骨が広範囲に露出、骨の変形が顕著 安静時にも強い痛みを感じ、膝が完全に伸びない、曲がらないなど可動域が著しく制限される。 歩行が困難になり、杖や補助具が必要になることも。日常生活に大きな支障がある。

この表はあくまで一般的な目安であり、個々の症状は異なります。ご自身の膝の状態について詳しく知りたい場合は、専門家にご相談ください。

2. なぜ手術を回避したいのか そのお気持ちに寄り添います

変形性膝関節症と診断され、もし手術を勧められたとしたら、多くの方が様々な感情を抱かれることと思います。それは決して特別なことではありません。ご自身の身体にメスを入れることへの抵抗感、手術後の痛みや回復期間に対する恐れ、そして本当に痛みが根本から見直されるのかという疑問は、当然の感情です。当接骨院では、そのようなお気持ちに深く寄り添い、手術以外の道を探る皆様を全力でサポートいたします。

2.1 手術への不安や心配

変形性膝関節症の手術と聞くと、多くの方が様々な不安や心配を抱かれることと思います。それは決して特別なことではありません。ご自身の身体にメスを入れることへの抵抗感、手術後の痛みやリハビリ期間に対する恐れ、そして本当に痛みが改善されるのかという疑問は、当然の感情です。

具体的には、以下のような心配事が挙げられることが多いです。

不安要素 具体的な心配
身体への負担 手術そのものの痛みや、麻酔による影響、そして術後の回復にかかる期間は、多くの方にとって大きな懸念事項です。
日常生活への影響 仕事や家事、趣味活動の中断を余儀なくされる可能性は、生活の質を大きく左右します。
術後の効果 手術をしても痛みが完全に取れるのか、あるいは再発のリスクはないのかといった不確実性への不安も尽きません。
経済的な負担 手術費用やその後のリハビリにかかる費用も、無視できない大きな心配事です。

これらの不安は、決して軽視できるものではありません。当接骨院では、皆様が抱えるこれらの心情を深く理解し、丁寧にお話を伺うことから始めます。

2.2 手術以外の選択肢を求める理由

手術を回避したいと考える背景には、単に不安だけでなく、ご自身の身体に対する深い思いや、より良い未来への希望が込められています。多くの方が、できる限り自然な形で身体を整えたい、あるいはご自身の持つ回復力を信じたいという願いを持っていらっしゃいます。

また、手術は一度行えば元に戻せないという不可逆性から、「本当に今、手術が最善の選択なのか」という問いを自らに投げかける方も少なくありません。ご自身の身体とじっくり向き合い、手術以外の方法で痛みの根本から見直したいという強いお気持ちは、私たち接骨院が最も大切にしたい部分です。

「まだ手術以外の方法を試していないのに、すぐに手術に踏み切るのは抵抗がある」と感じる方もいらっしゃるでしょう。そのようなお気持ちは、ご自身の身体を守りたいという本能的な願いの表れでもあります。当接骨院では、そのお気持ちに寄り添い、手術以外の可能性を共に探求することで、皆様の納得のいく選択をサポートいたします。

3. 接骨院が提案する変形性膝関節症の根本から見直すアプローチ

変形性膝関節症の痛みは、一人ひとり異なる背景を持っています。そのため、画一的な対応ではなく、お一人おひとりの状態に合わせた丁寧なアプローチが、手術を回避し、快適な日常を取り戻すための鍵となります。接骨院では、膝の痛みだけでなく、体全体のバランスや生活習慣に目を向け、根本から見直すための多角的なアプローチをご提案しています。

3.1 痛みの原因を見極める丁寧なカウンセリングと検査

膝の痛みは、単に膝関節だけの問題にとどまらないことが多くあります。痛みの真の原因を見つけ出すためには、詳細なカウンセリングと丁寧な検査が不可欠です。

当院では、まず患者様の現在の症状、痛みの出る状況、過去の怪我や病歴、日頃の生活習慣や仕事内容などを詳しくお伺いします。これにより、膝に負担をかけている可能性のある要因を多角的に洗い出します。

次に、視診、触診、そして動作分析を通じて、以下のような点を細かく確認していきます。

  • 膝関節の動きの範囲(可動域)
  • 膝周りの筋肉の緊張や硬さ
  • 膝関節の安定性
  • O脚やX脚といった膝の形状
  • 股関節や足首、骨盤など、膝に影響を与える可能性のある他の関節の状態
  • 歩行時や立ち上がる際など、日常生活における膝への負担のかかり方

これらの情報をもとに、患者様お一人おひとりの膝の痛みがどこから来ているのか、その根本的な原因を特定し、最適な施術プランを立てていきます。表面的な痛みを和らげるだけでなく、その奥にある原因に目を向けることで、再発しにくい体づくりを目指します。

3.2 膝への負担を軽減する手技療法

変形性膝関節症の痛みは、膝関節の炎症だけでなく、周囲の筋肉の緊張や関節の動きの悪さによっても引き起こされます。接骨院では、これらの問題に対して、熟練した手技療法を用いてアプローチし、膝への負担を軽減していきます。

主な手技療法とその目的は以下の通りです。

手技療法の種類 主な目的 期待される効果
筋肉調整 膝周りや太もも、ふくらはぎなどの緊張した筋肉を緩めること 筋肉の柔軟性向上、血行促進、痛みの緩和、関節への圧迫軽減
関節モビライゼーション 膝関節の動きが悪くなっている部分の可動域を見直すこと 関節の動きの改善、関節液の循環促進、膝の引っかかり感の軽減
筋膜リリース 筋肉を覆う筋膜の癒着やねじれを解放すること 全身のバランス調整、膝への負担の分散、姿勢の改善

これらの手技は、膝関節だけでなく、膝に影響を与える股関節や足首、骨盤など、関連する部位にもアプローチします。これにより、膝にかかる局所的な負担を軽減し、体全体のバランスを整えることで、痛みの緩和と機能の改善を目指します。痛みを感じにくい、快適な日常を取り戻すためのお手伝いをさせていただきます。

3.3 姿勢や歩行の改善による根本治療

変形性膝関節症の進行には、日頃の姿勢や歩き方が大きく影響していることが少なくありません。誤った姿勢や歩行は、膝関節に不必要な負担をかけ続け、痛みを悪化させる原因となります。接骨院では、この姿勢や歩行の癖を見直し、根本から改善へと導く治療を行います。

私たちは、患者様の立ち姿、座り方、そして歩き方を詳細に観察します。具体的には、以下のような点に注目して分析を行います。

  • 骨盤の傾きや左右のバランス
  • 背骨のS字カーブの有無と程度
  • 足のつき方(重心の偏り)
  • 膝の向きやねじれ
  • 歩幅やリズム

これらの分析結果に基づき、患者様お一人おひとりに合わせた姿勢や歩行の改善プログラムをご提案します。例えば、骨盤の歪みを調整する手技を行ったり、重心が偏らないように体の使い方を指導したりします。また、正しい歩き方を身につけるための具体的なアドバイスや、日常生活で意識すべきポイントなどもお伝えします。

姿勢や歩行を見直すことは、単に膝の痛みを和らげるだけでなく、全身のバランスを整え、膝関節への負担を長期的に軽減することに繋がります。ご自身の体で膝を支える力を高め、快適に動ける体を取り戻すためのお手伝いをさせていただきます。

3.4 筋力強化と柔軟性向上を目指す運動療法

変形性膝関節症の改善には、膝を支える筋肉の強化と、関節周囲の柔軟性の向上が非常に重要です。筋力不足や柔軟性の低下は、膝関節の不安定性を招き、痛みや炎症を引き起こしやすくします。接骨院では、患者様お一人おひとりの状態に合わせた運動療法を通じて、これらの課題を見直します。

運動療法では、主に以下の筋肉群に焦点を当てていきます。

  • 大腿四頭筋(太ももの前):膝を伸ばす際に働く筋肉で、膝の安定性に大きく貢献します。
  • ハムストリングス(太ももの裏):膝を曲げる際に働く筋肉で、大腿四頭筋とのバランスが重要です。
  • 臀筋群(お尻):股関節の動きや骨盤の安定に関わり、膝への負担を軽減します。
  • ふくらはぎの筋肉:足首の安定や歩行時の衝撃吸収に影響します。

これらの筋肉を強化することで、膝関節への負担を軽減し、安定性を高めることを目指します。また、膝関節周囲の筋肉や靭帯の柔軟性を高めることで、関節の可動域を広げ、スムーズな動きを取り戻すことを目指します。

当院では、無理なく継続できるような運動プログラムを個別に作成し、正しいフォームでの運動方法を丁寧に指導いたします。自宅でも行える簡単なエクササイズやストレッチもご紹介し、患者様ご自身が積極的に改善に取り組めるようサポートします。運動療法を通じて、ご自身の体で膝を支える力を養い、活動的な日常を取り戻すことを目指しましょう。

4. 自宅でできる変形性膝関節症のセルフケア

接骨院での施術と並行して、ご自宅で継続的に行うセルフケアは、変形性膝関節症の痛みを和らげ、進行を穏やかにするために非常に重要です。日々の少しの心がけが、膝への負担を軽減し、より活動的な生活を送るための土台となります。ここでは、ご自宅で安全に取り組めるストレッチや筋力トレーニング、そして日常生活での注意点について詳しくご紹介いたします。

4.1 痛みを和らげるストレッチ

変形性膝関節症の膝の痛みは、膝関節周辺の筋肉の緊張や柔軟性の低下が原因で悪化することが少なくありません。適切なストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げ、血行を促進することが期待できます。痛みを感じない範囲で、ゆっくりと丁寧に行うことが大切です。

ストレッチの種類 期待できる効果 実践のポイント
大腿四頭筋(太もも前面)ストレッチ 膝の曲げ伸ばしをスムーズにし、膝蓋骨(膝のお皿)の動きを改善します。

椅子に座り、片足の足首をもう片方の膝に乗せます。体を前に倒し、太もも前面が伸びるのを感じます。または、うつ伏せになり、片方の足首を掴んでお尻に引き寄せます。膝に痛みを感じない範囲で、ゆっくりと行いましょう。

ハムストリングス(太もも後面)ストレッチ 膝の裏側の緊張を和らげ、股関節の動きも改善に導きます。

長座の姿勢で座り、片足を前に伸ばします。つま先を天井に向け、ゆっくりと体を前に倒し、太ももの裏側が伸びるのを感じます。タオルを足の裏に引っ掛けて引っ張る方法も効果的です。背中が丸まらないように意識してください。

下腿三頭筋(ふくらはぎ)ストレッチ 足首の柔軟性を高め、歩行時の膝への衝撃を和らげます。

壁に手をつき、片足を大きく後ろに引きます。後ろ足のかかとを床につけたまま、前足の膝を曲げていきます。ふくらはぎが伸びるのを感じたら、その姿勢を保持します。アキレス腱がしっかりと伸びるように意識しましょう。

股関節周りのストレッチ 股関節の柔軟性を高め、膝への連動した負担を軽減します。

あぐらの姿勢で座り、両足の裏を合わせます。両手でつま先を持ち、膝をゆっくりと床に近づけるように開きます。股関節の開きを意識し、痛みを感じない範囲で行いましょう。

それぞれのストレッチは、20秒から30秒程度保持し、無理のない範囲で左右交互に2~3セット繰り返すことを目安にしてください。痛みを感じる場合はすぐに中止し、専門家にご相談ください。

4.2 膝を支える筋力トレーニング

膝関節の安定性を保つためには、周囲の筋肉を適切に鍛えることが不可欠です。特に、太ももの筋肉(大腿四頭筋、ハムストリングス)やお尻の筋肉は、膝への負担を軽減し、歩行や立ち座りの動作を安定させる上で重要な役割を担っています。無理なく継続できる範囲で、日々の生活に取り入れてみましょう。

トレーニングの種類 期待できる効果 実践のポイント
椅子からの立ち上がり運動 太ももの前面(大腿四頭筋)とお尻の筋肉を総合的に鍛え、日常生活動作の改善に役立ちます。

椅子に座った状態から、手を使わずにゆっくりと立ち上がり、ゆっくりと座る動作を繰り返します。膝がつま先よりも前に出ないように意識し、お尻の筋肉を使うことを意識しましょう。10回程度を目標に、無理のない回数から始めます。

膝伸ばし運動(SLR:ストレートレッグレイズ) 太ももの前面(大腿四頭筋)を重点的に鍛え、膝の安定性を高めます。

仰向けに寝て、片方の膝を立てます。もう片方の足をまっすぐに伸ばしたまま、かかとを床から数センチ持ち上げ、数秒間保持してからゆっくりと下ろします。膝が曲がらないように注意し、腹筋にも力を入れて行いましょう。左右それぞれ10回程度行います。

かかと上げ運動(カーフレイズ) ふくらはぎの筋肉を鍛え、足首の安定性を高め、歩行時の衝撃吸収能力を向上させます。

壁や椅子の背もたれなどに手をついてバランスを取りながら、ゆっくりとかかとを上げ、つま先立ちになります。その後、ゆっくりとかかとを下ろします。ふくらはぎの筋肉を意識しながら、10回程度繰り返します。

お尻の筋肉を鍛える運動(ヒップリフト) お尻の筋肉(大臀筋)を鍛え、股関節の安定性を高め、膝への負担を軽減します。

仰向けに寝て、両膝を立てます。お尻をゆっくりと持ち上げ、肩から膝までが一直線になるようにします。数秒間保持してから、ゆっくりとお尻を下ろします。お腹に力を入れ、腰が反りすぎないように注意しましょう。10回程度行います。

これらのトレーニングは、毎日少しずつでも継続することが大切です。痛みを感じる場合はすぐに中止し、専門家のアドバイスを仰ぐようにしてください。正しいフォームで行うことで、より効果的に筋肉を鍛えることができます。

4.3 日常生活での注意点

日々の生活習慣が、変形性膝関節症の症状に大きく影響することがあります。膝への負担を最小限に抑えるための工夫を凝らすことで、痛みの悪化を防ぎ、快適な毎日を送る手助けとなります。

4.3.1 姿勢と動作の見直し

日常生活における姿勢や動作は、膝にかかる負担を大きく左右します。特に、膝に負担をかける動作を避けることが重要です。

  • 座り方
    床に直接座る「正座」や「あぐら」は、膝を深く曲げるため、関節に大きな負担をかけます。できる限り椅子に座る生活に切り替え、膝の角度が90度程度になるように調整しましょう。深く腰掛け、背筋を伸ばすことで、全身のバランスも整い、膝への負担が軽減されます。

  • 立ち上がり方
    急な立ち上がりや、膝を支えずに立ち上がる動作は、膝に強い衝撃を与えます。立ち上がる際は、手すりや家具などを利用してゆっくりと立ち上がるように心がけましょう。重心を前に移動させ、太ももの筋肉を意識して立ち上がると、膝への負担が減ります。

  • 階段の昇降
    階段を上る際は、痛みのない方の足から一歩ずつ上がり、下りる際は痛い方の足からゆっくりと下ろすようにしましょう。手すりがある場合は必ず利用し、膝への衝撃を和らげることを意識してください。

  • 重い物の持ち方
    重い物を持ち上げる際は、膝を曲げて腰を落とし、膝と腰の筋肉を使って持ち上げるようにします。膝を伸ばしたまま中腰で持ち上げると、膝関節に大きな負担がかかりますので避けてください。

4.3.2 環境と道具の活用

身の回りの環境を整えたり、適切な道具を活用したりすることも、膝の保護につながります。

  • 靴の選び方
    クッション性があり、かかとの低い靴を選ぶことが大切です。ヒールの高い靴や底の硬い靴は、歩行時の衝撃が直接膝に伝わりやすいため避けるべきです。足に合ったサイズで、しっかりとフィットする靴を選び、必要であればインソールを使用することも検討しましょう。

  • 冷え対策
    膝が冷えると、血行が悪くなり痛みが悪化することがあります。膝サポーターやレッグウォーマーなどを活用して、膝を温かく保ちましょう。お風呂にゆっくり浸かることも、血行促進に効果的です。

  • 杖の活用
    歩行時に膝の痛みが強い場合は、杖を使用することで膝への負担を大幅に軽減できます。専門家と相談し、ご自身の身長や状態に合った杖を選び、正しい使い方を身につけましょう。

4.3.3 体重管理

体重が増えるほど、膝関節にかかる負担は大きくなります。例えば、体重が1kg増えると、歩行時にはその数倍の負荷が膝にかかると言われています。適正体重を維持することは、変形性膝関節症の進行を抑え、痛みを軽減するために非常に重要です。バランスの取れた食事と、無理のない範囲での運動を組み合わせ、体重管理に努めましょう。

これらのセルフケアは、継続することが何よりも大切です。ご自身の体と相談しながら、無理のない範囲で日々の生活に取り入れてみてください。もし、セルフケアを行っても痛みが改善しない場合や、症状が悪化する場合は、すぐに専門家にご相談いただくことをお勧めします。

5. まとめ

変形性膝関節症による膝の痛みで、手術を回避したいと願うお気持ち、お察しいたします。当接骨院では、その不安に寄り添い、痛みの原因を丁寧に見極めることから始めます。

膝への負担を軽減する手技療法や姿勢・歩行の改善、そしてご自宅でのセルフケアを通じて、膝の状態を根本から見直すお手伝いをいたします。手術以外の選択肢として、健やかな日常を取り戻すための道筋を一緒に探していきましょう。

もし膝の痛みでお困りのことがございましたら、どうぞお気軽に当院へお問い合わせください。

記事監修者

もんま接骨院 院長 門馬豪士

もんま接骨院 院長の門馬豪士です。柔道整復師としてこれまで多くの患者様の身体のお悩みに向き合い、腰痛や坐骨神経痛、脊柱管狭窄症などさまざまな症状の施術に携わってきました。

施術家を目指したきっかけは、学生時代に怪我で悩んでいた際に骨盤の動きが原因だと教えてもらい、施術によって痛みが改善した経験でした。当院では歩行や姿勢、骨盤のバランスに着目し、不調の原因に根本からアプローチする施術を行っています。このブログでは、日々の施術経験をもとに身体の不調の原因やセルフケアの方法をわかりやすくお伝えしていきます。

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