なぜ痛むのか?
痛みの原因は多くの理由が存在します。
怪我をした、病気になった、ストレス・・・などなど
ではそれらの理由でどうして痛みとして発生してしまうのか?
その大きな理由として熱があります。
よく病院などで検査をしてもらったり、診断してもらうと「炎症をおこしていますね。」と言われることが多くあります。これが熱ですね。
理由は怪我や、病気などがありますが多くの痛みはこの炎症をおこしたことによる、熱を持つことで痛みが発生しています。
整骨院で診てもらうような腰や膝の痛み以外でも、実は病気からくる痛みもこの炎症からきています。例えば、みなさんが風邪をひいた時に喉が痛くなったことがありますよね?
これは風邪のウィルスが喉の粘膜から侵入することで、喉に炎症をおこしたことで痛みが発生しています。これを扁桃腺炎などといわれます。
このように多くの痛みの症状は、関節炎、口内炎、肺炎・・・のように○○炎という名前がついています。簡単に説明すると、その患部が炎症によって熱をもってしまっている状態ということです。
この熱をもっている状態をコントロールすることが大事になってきます。
今回は病気からの炎症ではなく、腰や膝の痛みに対してのコントロール、対処法を説明していきますね。
痛みの対処法は?
今回ご紹介する方法は、切り傷、病気からの痛みなどには使えませんのでご注意ください。
慢性的に腰や膝、肩が痛みがある方の多くが
患部を温める!
をしていませんか?
でも実は慢性的になっていても痛みは熱なのです。なので過度に温めることをしてしまうと、熱に熱を与えてしまうので、一時的には気持ちよくなったとしても、改善することはありません。普段は温めているのに、冷湿布を貼ったりしているのも矛盾していますよね。
当院で患者さんにおすすめをしているのは
冷やすこと
です!もちろん1日中冷やして!ということではありませんよ。正確には熱取りをいてもらうようにしています。
冷やし方はネットなどで簡単に購入ができる氷嚢があると便利です。
氷嚢がなければビニール袋などで代用しても構いません。氷嚢に氷とお水を入れます。必ずお水も一緒に入れてください。氷だけでやってしまうと、凍傷などの危険がありますので必ずお水も一緒に入れてください。
慣れるまでは氷の量は少なめから始めてみましょう。慣れてきたら氷の量を増やしていきます。
あてる場所は?
まずは痛みを感じる場所からやってみましょう。腰であれば普段腰に痛みを感じる部分に氷嚢を出来れば直接肌にあててください。ただしこれも慣れないときは肌着や服の上からでも構いません。慣れてきたらだんだん肌に直接あてていきましょう。
時間と頻度は?
氷がとけるまで!が目安になりますので、氷の量によって変わりますが、10分から15分を最初のうちは目安にしてみましょう。これも慣れないうちはまずはあてるだけでも構いません。慣れてきたら少しずつ時間を長くやってみましょう。頻度は1日2回から3回です。朝、昼、晩など時間を決めてやってもいいですし、運動などしたあとに必ずるようにしても構いません。
まずは毎日やることを習慣化させていくのが大事になります。
人は生活をしているだけで身体に熱をもっています。
これは運動だけではなく、食事によって熱をもってもいます。
ですので、まずは痛みがある時に冷やすこと!から始めていくのもいいですが、毎日定期的に歯磨きのようにやっていくことが身体の痛みを改善していく大事なポイントになります。
もし冷却を試しても全く痛みが変わらないなどがある場合には、病気などからくる痛みの可能性もありますので早めに病院で相談、検査をしてみてください。